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2011
8 . 2

自己紹介


はじめまして。

今回コラムを担当させていただくことになりました、中山美鈴と申します。 みなさんに、イギリスでの医療や現場の様子を私のロンドン生活のエピソードも組み込みながら、楽しくお伝えしていけたらと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。

第一回目は自己紹介も兼ねて、私がイギリスに留学してから英国看護師の免許を取得して、ロンドン市内の国立病院(NHS)に就職するまでの経緯をご説明したいと思います。

私は2003年に6年勤めた総合病院を退職して、看護留学のため渡英しました。専門は小児看護。NICU(新生児集中治療室)で勤務していました。 某留学斡旋会社が企画する「英国ボランティア+看護師留学」に参加し、はじめの一ヶ月はロンドン市内にホームステイして語学学校に通い、その後一年間ロンドン郊外の施設でボランティアをしました。 一年間、施設で生活する方のお世話しながら、看護師免許取得に必要な英語力をつけるために、IELTSの勉強をしました。

その後、ボランティアを終えて、ロンドンに戻り半年ほど英語のプライベートレッスンを受けたり、語学学校に通いながら英語力を伸ばし、2004年の秋に看護師免許取得のためにロンドン市内のナーシングホームに就職しました。 外国人看護師がイギリスの看護師免許を取得するためには、病院またはナーシングホームなどの医療機関で、日本で看護免許を取得している人なら最低6ヶ月の看護実習(アダプテーションコース)が必要でした。(現在はカリキュラムが変更されています) 指導者の方や周りのスタッフの支えもあり、無事にアダプテーションコースを終え、その後半年間就職活動をしながら、お世話になったナーシングホームで働きました。

2005年の夏、ロンドン市内のNHS病院のPICU(小児集中治療室)から就職内定をいただき、労働ビザを取得。その年の9月から3年間、同病院でスタッフナースとして勤務しました。

2009年に結婚退職。その後、ロンドン市内の日系治験会社の治験病棟で勤務し、2010年に産休へ。 現在は退職して、一児の母となり、子育てに奮闘中です。 早いもので、渡英して丸8年。あっという間でした。日本で英語を勉強していたにもかかわらず、まったく周りが何を話しているか分からなかった初めの数ヶ月。英語力が思うように伸びずに泣きながら何度も受けたIELTS。念願のイギリスの有名病院に就職したものの、緊張と恐怖で足が震えた初日。今思えば、どれもいい思い出。ロンドンでのいろいろな経験が、私を強くしてくれました。

イギリス政府の方針で外国人労働者や移住者への規定が厳しくなり、ビザが取りにくくなったことも影響して、日本人看護師がイギリスで免許を取得して職を得ることは大変難しくなっています。私が留学したころと環境が違うかもしれません。何かと苦労もあるかと思いますが、これから海外留学をお考えの皆さん。きっと素晴らしい経験があなたを待っていることと思います。このコラムを通して、少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。応援しています!

美鈴のLONDON日記

一口に“看護師さん”と言っても、その活躍の場は本当に様々。 いろんな業界、いろんな世界に活躍の場が広がる“看護師さん”ですが、 国境を越えて、世界を舞台に活躍されている看護師さんも少なくありません。 このコーナーでは、そんな海外に自分の活躍の場を見つけ頑張っている“看護師さん”に、日本の看護との違いなどを海外生活の日常を交えながら紹介していただきます。

著者プロフィール

筆者:中山美鈴

  • 1997年 総合病院(日本)に就職(専門は小児看護)
  • 2003年 同病院を退職し、渡英語学学校で英語を学び、ロンドン郊外の施設でボランティアなどを行う
  • 2004年 英国での看護師免許を取得のためにロンドン市内のナーシングホームに就職
  • 2005年 資格取得後、ロンドン市内の病院に就職し、3年間勤務
  • 2009年 退職後は、日系治験会社の治験病棟で勤務
  • 2010年 出産のため、産休を取得
  • 現在 退職し、子育てに奮闘中